オーストラリア輸入の関税&GSTを解説

「海外のショップで欲しい商品を見つけたけど、オーストラリアへ輸入した時の関税ってどれくらいかかるの?」

そんな疑問をスッキリ解決!この記事では、オーストラリアでの個人輸入と商業輸入の関税やGSTの計算方法をわかりやすく解説します。

これを読めば、予期せぬ出費を防ぎつつ、安心して海外ショッピングが楽しめますよ!

「オーストラリアで海外通販してみたいけど、関税とか税金ってどうなるの?」と不安になる方も多いはず。実は、オーストラリアの輸入ルールは、日本とは少し異なります。

まず知っておきたいのは、オーストラリアの税関では、個人輸入も商業輸入も課税ルールはほぼ同じということ。つまり、個人用でも商業用でも、課税方法や計算の仕組みに大きな違いはありません。

ただし、酒類やタバコ製品など、一部の例外商品には特別な税率が適用されるので注意が必要です。

それでは、オーストラリアの輸入税の基本ルールを見ていきましょう!

オーストラリアの輸入税は、以下の2つの税金で構成されています。

1. 関税(Customs Duty)とは?

関税とは、海外から商品を輸入した際に課される税金のこと。オーストラリアでは、課税対象となる金額は FOB(Free on Board)価格、つまり「商品価格のみ」です。送料や保険料は含まれません。

  • 通常の関税率は 5% が一般的です。

例えば、1,000 AUDの商品を輸入した場合:

  • 関税の計算:1,000 AUD × 0.05 = 50 AUD

2. GST(Goods and Services Tax)とは?

GSTは日本の消費税のようなもので、CIF(Cost, Insurance, and Freight)価格に対して課税されます。つまり、「商品価格 + 送料 + 保険料」の合計額が課税対象です。

さらに、関税が発生する場合には、その金額もGSTの計算に含まれます。

例えば、1,000 AUDの商品を輸入し、送料100 AUD、保険料20 AUDが発生した場合:

  • CIF価格:1,000 + 100 + 20 = 1,120 AUD
  • 関税の計算:1,000 × 0.05 = 50 AUD
  • GSTの計算:1,120 + 50 = 1,170 AUD × 0.10 = 117 AUD

合計税額 = 50 AUD(関税) + 117 AUD(GST) = 167 AUD

「1,000 AUD以下なら関税もGSTもかからない!」という噂を耳にしたことがあるかもしれません。

確かに、1,000 AUD以下の輸入品については、基本的に関税やGSTが免除されます。ただし、酒類やタバコ製品などの一部商品については、1,000 AUD以下でも課税される可能性があるので、事前に確認しておきましょう。

課税対象額が1,000 AUDを超えた場合、関税とGSTが適用されます。具体的な計算例を見てみましょう。

例:1,200 AUDの衣類を輸入した場合

  • 商品価格:1,200 AUD
  • 関税(10%) = 1,200 × 0.10 = 120 AUD
  • GST(10%) = (1,200 + 120) × 0.10 = 132 AUD

合計税額 = 120 AUD(関税) + 132 AUD(GST) = 252 AUD

商品カテゴリー関税率(目安)
衣料品5~10%
電子製品無税
家具5%
おもちゃ無税
革製品5%
化粧品5~10%

商品によって税率が異なるので、購入前にしっかり確認しておきましょう。

  • 1,000 AUD以下の輸入は基本的に関税・GST免除(例外あり)
  • GSTは「商品価格 + 送料 + 保険料 + 関税」に対して10%課税
  • 課税対象額の計算方法を押さえて、余計な出費を抑えよう!

オーストラリアでの輸入には、日本とは異なるルールが存在しますが、仕組みを理解しておけば安心してショッピングを楽しめます。

ぜひ、この記事を参考にして、お得に海外通販を楽しんでくださいね!