
オーストラリアのAmazonに商品を出品しようと思ったとき、必ずぶつかる疑問が「GST(Goods and Services Tax:消費税)を登録するべきか否か」ですよね。この記事では、このGST登録について分かりやすく解説します!
まず「GST登録」ってなに?
GSTはオーストラリアの消費税のことで、日本でいう消費税のようなものです。オーストラリアでの売上が年間75,000豪ドルを超える場合、GST登録が法律上必須になります。
GST登録をするメリット
1. Amazon手数料がお得に!
GST登録をしてABN(Australian Business Number)を取得すると、Amazonの手数料にかかる10%のGST課税が免除されます。これだけでかなりの節約に。
2. GSTクレジットで支出が戻ってくる!
オーストラリア国内で発生した仕入れや経費(例えば広告費や倉庫利用料など)にかかったGST分は、後から返還申請(GSTクレジット)で取り戻すことができます。
3. ビジネスの信頼性アップ!
ABNを持つことで、現地でのビジネスとして信頼度が高まり、B2Bの取引や今後の事業展開にも有利になります。
GST登録のデメリット
1. 手続きや事務処理が増える
GSTを登録すると、四半期ごと(または毎月)にオーストラリア税務局(ATO)へ報告書を提出(BAS)し、税金の納付も行う必要があります。事務作業は増えるものの、慣れてしまえばさほど難しくありません。
2. 売上が低いと負担が大きい場合も
売上が年間75,000豪ドル以下でGST登録を任意でする場合は、事務負担のほうがGST節約効果を上回ってしまうこともあるので注意しましょう。
結局GST登録すべき?判断のポイント!
- 売上が75,000豪ドルを超える予定:必ずGST登録(標準登録)を!
- 売上が小規模(75,000豪ドル未満):まずは簡易登録(UCI)で様子を見て、売上や手数料負担が増えれば標準登録を検討。
実際のおすすめパターンはこれ!
売上が順調に伸びていてオーストラリア内のAmazon倉庫に在庫を保管している場合は、GSTの標準登録を強くおすすめします。手数料の節約やGSTクレジットを活用して、賢くビジネスを進めましょう!
逆に小規模で個人輸入品を中心に販売している場合は、簡易登録から始めるのがおすすめです。
ぜひこの記事を参考に、あなたのビジネスにぴったりなGST登録スタイルを選んでくださいね!また、Export OzではGST登録代行も行っておりますので、お気軽にお問合せください。